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方丈記
发布时间:2007-06-18 浏览:   网友评论   【论坛】 【收藏】  字体设置:

方丈?

 明




行く川のながれは?えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ?びて久しくと?まることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人のすまひは、代々を?て?きせぬものなれど、これをまことかと?ぬれば、昔ありし家はまれなり。或はこぞ破れ(やけイ)てことしは造り、あるは大家ほろびて小家となる。住む人もこれにおなじ。所もかはらず、人も多かれど、いにしへ?し人は、二三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。あしたに死し、ゆふべに生る?ならひ、た?水の泡にぞ似たりける。知らず、生れ死ぬる人、いづかたより?りて、いづかたへか去る。又知らず、かりのやどり、?が?に心を?まし、何によりてか目をよろこばしむる。そのあるじとすみかと、?常をあらそひ去るさま、いは?朝?の露にことならず。或は露おちて花のこれり。のこるといへども朝日に枯れぬ。或は花はしぼみて、露なほ消えず。消えずといへども、ゆふべを待つことなし。』およそ物の心を知れりしよりこのかた、四十あまりの春秋をおくれる?に、世のふしぎを?ることや?たびたびになりぬ。いにし安元三年四月廿八日かとよ、?烈しく吹きてしづかならざりし夜、戌の?ばかり、都のたつみより火出で?りていぬゐに至る。はてには朱雀?、大?殿、大?寮、民部の省まで移りて、ひとよがほどに、?灰となりにき。火本は?口富の小路とかや、病人を宿せるかりやより出で?けるとなむ。吹きまよふ?にとかく移り行くほどに、扇をひろげたるが如くすゑひろになりぬ。?き家は?にむせび、近きあたりはひたすらほのほを地に吹きつけたり。空には灰を吹きたてたれば、火の光に映じてあまねくくれなゐなる中に、?に堪へず吹き切られたるほのほ、?ぶが如くにして一二町を越えつ?移り行く。その中の人うつ?(しイ)心ならむや。あるひは?にむせびてたふれ伏し、或は炎にまぐれてたちまちに死しぬ。或は又わづかに身一つからくして遁れたれども、 を取り出づるに及ばず。七珍 、さながら灰?となりにき。そのつひえいくそばくぞ。このたび公卿の家十六?けたり。ましてその外は?を知らず。すべて都のうち、三分が二(一イ)に及べりとぞ。男女死ぬるもの?千人、?牛のたぐひ を知らず。人のいとなみみなおろかなる中に、さしも危き京中の家を作るとて?をつひやし心をなやますことは、すぐれてあぢきなくぞ侍るべき。』また治承四年卯月廿九日のころ、中の御?京?のほどより、大なるつじかぜ起りて、六?わたりまで、いかめしく吹きけること侍りき。三四町をかけて吹きまくるに、その中にこもれる家ども、大なるもちひさきも、一つとしてやぶれざるはなし。さながらひらにたふれたるもあり。けたはしらばかり?れるもあり。又?の上を吹き放ちて、四五町がほど(ほかイ)に置き、又垣を吹き拂ひて、?と一つになせり。いはむや家の内のたから、?をつくして空にあがり、ひはだぶき板のたぐひ、冬の木の?の?に?る?がごとし。?を?のごとく吹き立てたれば、すべて目も?えず。おびた?しくなりとよむ音に、物いふ?も?えず。かの地?の なりとも、かばかりにとぞ?ゆる。家の?亡するのみならず、これをとり?ふ?に、身をそこなひて、かたはづけるもの?を知らず。この?ひつじさるのかたに移り行きて、多くの人のなげきをなせり。つじかぜはつねに吹くものなれど、か?ることやはある。た?ごとにあらず。さるべき物のさとしかなとぞ疑ひ侍りし。』又おなじ年の六月の?、にはかに都うつり侍りき。いと思ひの外なりし事なり。大かたこの京のはじめを?けば、嵯峨の天皇の御?、都とさだまりにけるより後、既に?百?を?たり。?なるゆゑなくて、たやすく改まるべくもあらねば、これを世の人、たやすからずうれへあへるさま、ことわりにも?ぎたり。されどとかくいふかひなくて、みかどよりはじめ奉りて、大臣公卿ことごとく?津 波の京に(八字イ?)うつり?ひぬ。世に仕ふるほどの人、?かひとりふるさとに?り居らむ。官位に思ひをかけ、主君のかげを?むほどの人は、一日なりとも、とくうつらむとはげみあへり。?を失ひ世にあまされて、ごする所なきものは、愁へながらとまり居れり。?を?ひし人のすまひ、日を?つ?あれ行く。家はこぼたれて淀川に浮び、地は目の前に?となる。人の心皆あらたまりて、た 鞍をのみ重くす。牛?を用とする人なし。西南海の所?をのみ?ひ、?北?の庄?をば好まず。その?、おのづから事のたよりありて、津の?今の京に到れり。所のありさまを?るに、その地ほどせまくて、?里をわるにたらず。北は山にそひて高く、南は海に近くてくだれり。なみの音つねにかまびすしくて、潮?殊にはげしく、内?は山の中なれば、かの木の丸殿もかくやと、なかなかやうかはりて、いうなるかたも侍りき。日々にこぼちて川もせきあへずはこびくだす家はいづくにつくれるにかあらむ。なほむなしき地は多く、作れる屋はすくなし。ふるさとは既にあれて、新都はいまだならず。ありとしある人、みな浮?のおもひをなせり。元より此?に居れるものは、地を失ひてうれへ、今うつり住む人は、土木のわづらひあることをなげく。道のほとりを?れば、?に乘るべきはうまに乘り、衣冠布衣なるべきはひた?れを着たり。都のてふりたちまちにあらたまりて、唯ひなびたる武士にことならず。これは世の?る?瑞相とか?きおけるもしるく、日を?つ?世の中うき立ちて、人の心も治らず、民のうれへつひにむなしからざりければ、おなじ年の冬、?この京に?り?ひにき。されどこぼちわたせりし家どもはいかになりにけるにか、ことごとく元のやうにも作らず。ほのかに?へ?くに、いにしへのかしこき御代には、あはれみをもて?ををさめ?ふ。?ち御殿に茅をふきて?をだにと?のへず。?のともしきを ふ?は、かぎりあるみつぎものをさへゆるされき。これ民をめぐみ、世をたすけ?ふによりてなり。今の世の中のありさま、昔になぞらへて知りぬべし。』又?和のころかとよ、久しくなりてたしかにも?えず、二年が?、世の中 して、あさましきこと侍りき。或は春夏日でり、或は秋冬大?、大水などよからぬ事どもうちつ?きて、五※[#「?」の「禾」に代えて「?」、544-14]ことごとくみのらず。むなしく春耕し、夏植うるいとなみありて、秋かり冬收むるぞめきはなし。これによりて、?々の民、或は地を?て を出で、或は家をわすれて山にすむ。さまざまの御祈はじまりて、なべてならぬ法ども行はるれども、さらにそのしるしなし。京のならひなに事につけても、みなもとは田舍をこそたのめるに、?えてのぼるものなければ、さのみやはみさをも作りあへむ。念じわびつ?、さまざまの?もの、かたはしより?つるがごとくすれども、さらに目みたつる人もなし。たまたま易ふるものは、金をかろくし、粟を重くす。乞食道の?におほく、うれへ悲しむ?耳にみてり。さきの年かくの如くからくして暮れぬ。明くる年は立ちなほるべきかと思ふに、あまさへえやみうちそひて、まさるやうにあとかたなし。世の人みな?ゑ死にければ、日を?つ?きはまり行くさま、少水の?のたとへに叶へり。はてには笠うちき、足ひきつ?み、よろしき姿したるもの、ひたすら家ごとに乞ひありく。かくわびしれたるものどもありくかと?れば?ち?れふしぬ。ついひぢのつら、路?に?ゑ死ぬるたぐひは?もしらず。取り?つるわざもなければ、くさき香世界にみちみちて、かはり行くかたちありさま、目もあてられぬこと多かり。いはむや河原などには、 の行きちがふ道だにもなし。しづ、山がつも、力つきて、薪にさへともしくなりゆけば、たのむかたなき人は、みづから家をこぼちて市に出で?これを?るに、一人がもち出でたるあたひ、?一日が命をさ?ふるにだに及ばずとぞ。あやしき事は、か?る薪の中に、につき、しろがねこがねのはくなど所々につきて?ゆる木のわれあひまじれり。これを?ぬればすべき方なきもの?、古寺に至りて佛をぬすみ、堂の物の具をやぶりとりて、わりくだけるなりけり。 の世にしも生れあひて、か?る心うきわざをなむ?侍りし。』又あはれなること侍りき。さりがたき女男など持ちたるものは、その思ひまさりて、心ざし深きはかならずさきだちて死しぬ。そのゆゑは、我が身をば次になして、男にもあれ女にもあれ、いたはしく思ふかたに、たまたま乞ひ得たる物を、まづゆづるによりてなり。されば父子あるものはさだまれる事にて、?ぞさきだちて死にける。又(父イ)母が命つきて?せるをもしらずして、いとけなき子のその乳房に吸ひつきつ?、ふせるなどもありけり。仁和寺に、慈尊院の大藏卿隆?法印といふ人、かくしつ?、かずしらず死ぬることをかなしみて、ひじりをあまたかたらひつ?、その死首の?ゆるごとに、?に阿字を?きて、?をむすばしむるわざをなむせられける。その人?を知らむとて、四五?月がほどかぞへたりければ、京の中、一?より南、九?より北、京?より西、朱雀より?、道のほとりにある?、すべて四?二千三百あまりなむありける。いはむやその前後に死ぬるもの多く、河原、白河、にしの京、もろもろの?地などをくはへていは 限もあるべからず。いかにいはむや、 七道をや。近くは崇?院の御位のとき、?承のころかとよ、か?るためしはありけると?けど、その世のありさまは知らず。まのあたりいとめづらかに、かなしかりしことなり。』また元?二年のころ、おほなゐふること侍りき。そのさまよのつねならず。山くづれて川を埋み、海かたぶきて?をひたせり。土さけて水わきあがり、いはほわれて谷にまろび入り、なぎさこぐふねは浪にた?よひ、道ゆく?は足のたちどをまどはせり。いはむや都のほとりには、在々所々堂舍?塔、一つとして全からず。或はくづれ、或はたふれた(ぬイ)る?、?灰立ちあがりて盛なる?のごとし。地のふるひ家のやぶる?音、いかづちにことならず。家の中に居れば忽にうちひしげなむとす。はしり出づればまた地われさく。羽なければ空へもあがるべからず。?ならねば?にのぼらむこと?し。おそれの中におそるべかりけるは、た?地震なりけるとぞ?え侍りし。その中に、あるもの?ふのひとり子の、六つ七つばかりに侍りしが、ついぢのおほひの下に小家をつくり、はかなげなるあとなしごとをして?び侍りしが、俄にくづれうめられて、あとかたなくひらにうちひさがれて、二つの目など一寸ばかりうち出されたるを、父母か?へて、?もをしまずかなしみあひて侍りしこそあはれにかなしく?はべりしか。子のかなしみにはたけきものも耻を忘れけりと?えて、いとほしくことわりかなとぞ?はべりし。かくおびた?しくふることはしばしにて止みにしかども、そのなごりしばしば?えず。よのつねにおどろくほどの地震、二三十度ふらぬ日はなし。十日廿日?ぎにしかば、やうやうまどほになりて、或は四五度、二三度、もしは一日まぜ、二三日に一度など、大かたそのなごり、三月ばかりや侍りけむ。四大?の中に、水火?はつねに害をなせど、大地に至りては殊なる?をなさず。むかし?衡のころかとよ。おほなゐふりて、?大寺の佛のみぐし落ちなどして、いみじきこと?も侍りけれど、?このたびにはしかずとぞ。すなはち人皆あぢきなきことを述べて、いさ?か心のにごりもうすらぐと?えしほどに、月日かさなり年越えしかば、後は言の?にかけて、いひ出づる人だになし。』すべて世のありにくきこと、わが身とすみかとの、はかなくあだなるさまかくのごとし。いはむや所により、身のほどにしたがひて、心をなやますこと、あげてかぞふべからず。もしおのづから身かずならずして、 のかたはらに居るものは深く悦ぶことあれども、大にたのしぶにあたはず。なげきある?も?をあげて泣くことなし。?退やすからず、たちゐにつけて恐れをの?くさま、たとへば、雀の?の?に近づけるがごとし。もし?しくして富める家の?にをるものは、朝夕すぼき姿を耻ぢてへつらひつ?出で入る妻子、僮?のうらやめるさまを?るにも、富める家のひとのないがしろなるけしきを?くにも、心念々にうごきて?としてやすからず。もしせばき地に居れば、近く炎上する?、その害をのがる?ことなし。もし?地にあれば、往反わづらひ多く、 の?はなれがたし。いきほひあるものは?欲ふかく、ひとり身なるものは人にかろしめらる。?あればおそれ多く、?しければなげき切なり。人を?めば身他のやつことなり、人をはごくめば心恩?につかはる。世にしたがへば身くるし。またしたがはねば狂へるに似たり。いづれの所をしめ、いかなるわざをしてか、しばしもこの身をやどし玉ゆらも心をなぐさむべき。』我が身、父の方の祖母の家をつたへて、久しく彼所に住む。そののち?かけ、身おとろへて、しのぶかたがたしげかりしかば、つひにあととむることを得ずして、三十?にして、更に我が心と一の庵をむすぶ。これをありしすまひになずらふるに、十分が一なり。た?居屋ばかりをかまへて、はかばかしくは屋を造るにおよばず。わづかについひぢをつけりといへども、?たつるたづきなし。竹を柱として、?やどりとせり。雪ふり?吹くごとに、危ふからずしもあらず。所は河原近ければ、水の?も深く、白波のおそれもさわがし。すべてあらぬ世を念じ?ぐしつ?、心をなやませることは、三十?年なり。その?をりをりのたがひめに、おのづから短き?をさとりぬ。すなはち五十の春をむかへて、家をいで世をそむけり。もとより妻子なければ、?てがたきよすがもなし。身に官?あらず、何につけてか?をと?めむ。むなしく大原山の?にふして、またいくそばくの春秋をかへぬる。』こ?に六十の露消えがたに及びて、さらに末?のやどりを?べることあり。いは?狩人のひとよの宿をつくり、老いたるかひこのまゆをいとなむがごとし。これを中ごろのすみかになずらふれば、また百分が一にだもおよばず。とかくいふ程に、よはひは年々にかたぶき、すみかはをりをりにせばし。その家のありさまよのつねにも似ず、?さはわづかに方丈、高さは七尺が内なり。所をおもひ定めざるがゆゑに、地をしめて造らず。土居をくみ、うちおほひをふきて、つぎめごとにかけがねをかけたり。もし心にかなはぬことあらば、やすく外へうつさむがためなり。そのあらため造るとき、いくばくのわづらひかある。?むところわづかに二?なり。?の力をむくゆるほかは、更に他の用途いらず。いま日野山の?にあとをかくして後、南にかりの日がくしをさし出して、竹のすのこを敷き、その西に?伽棚を作り、うちには西の垣に添へて、阿?陀の?像を安置したてまつりて、落日をうけて、眉?のひかりとす。かの?のとびらに、普?ならびに不?の像をかけたり。北の障子の上に、ちひさき棚をかまへて、?き皮?三四合を置く。すなはち和歌、管?、往生要集ごときの抄物を入れたり。傍にこと、琵琶、おのおの一?をたつ。いはゆるをりごと、つき琵琶これなり。?にそへて、わらびのほどろを敷き、つかなみを敷きて夜の床とす。?の垣に?をあけて、こ?にふづくゑを出せり。枕の方にすびつあり。これを柴折りくぶるよすがとす。庵の北に少地をしめ、あばらなるひめ垣をかこひて?とす。すなはちもろもろの?草をうゑたり。かりの庵のありさまかくのごとし。その所のさまをいは?、南にかけひあり、岩をた?みて水をためたり。林?近ければ、つま木を拾ふにともしからず。名を外山といふ。まさきのかづらあとをうづめり。谷しげ?れど、にしは晴れたり。?念のたよりなきにしもあらず。春は藤なみを?る、紫?のごとくして西のかたに?ふ。夏は郭公をきく、かたらふごとに死出の山路をちぎる。秋は日ぐらしの?耳に充てり。うつせみの世をかなしむかと?ゆ。冬は雪をあはれむ。つもりきゆるさま、罪障にたとへつべし。もしねんぶつものうく、どきやうまめならざる?は、みづから休み、みづからをこたるにさまたぐる人もなく、また耻づべき友もなし。殊更に?言をせざれども、ひとり居ればくごふををさめつべし。必ず禁戒をまもるとしもなけれども、境界なければ何につけてか破らむ。もしあとの白波に身をよするあしたには、?のやに行きかふ船をながめて、?沙?が?情をぬすみ、もし桂の?、?をならすゆふべには、 の江をおもひやりて、源都督(?信)のながれをならふ。もしあまりの?あれば、しばしば松のひ?きに秋?の?をたぐへ、水の音に流泉の曲をあやつる。?はこれつたなけれども、人の耳を悦ばしめむとにもあらず。ひとりしらべ、ひとり?じて、みづから心を?ふばかりなり。』また麓に、一つの柴の庵あり。すなはちこの山もりが居る所なり。かしこに小童あり、?々?りてあひとぶらふ。もしつれづれなる?は、これを友としてあそびありく。かれは十六?、われは六十、その?ことの外なれど、心を慰むることはこれおなじ。あるはつばなをぬき、いはなしをとる(りイ)。またぬかごをもり、芹をつむ。或はすそわの田井に至りて、おちほを拾ひてほぐみをつくる。もし日うら?かなれば、?によぢのぼりて、はるかにふるさとの空を望み。木幡山、伏?の里、?羽、羽束?を?る。?地はぬしなければ、心を慰むるにさはりなし。あゆみわづらひなく、志?くいたる?は、これより?つ?き炭山を越え、笠取を?ぎて、岩?にまうで、或は石山ををがむ。もしは粟津の原を分けて、蝉丸翁が迹をとぶらひ、田上川をわたりて、猿丸大夫が墓をたづぬ。?るさには、をりにつけつ をかり、 をもとめ、わらびを折り、木の?を拾ひて、かつは佛に奉りかつは家づとにす。もし夜しづかなれば、?の月に故人を忍び、猿の?に袖をうるほす。くさむらの?は、?く?木の?の篝火にまがひ、?の雨は、おのづから木の?吹くあらしに似たり。山?のほろほろと?くを?きても、父か母かとうたがひ、みねのかせきの近くなれたるにつけても、世にとほざかる程を知る。或は埋火をかきおこして、老の寐?の友とす。おそろしき山ならねど、ふくろふの?をあはれむにつけても、山中の景?、折につけてつくることなし。いはむや深く思ひ、深く知れらむ人のためには、これにしもかぎるべからず。大かた此所に住みそめし?は、あからさまとおもひしかど、今ま(すイ)でに五とせを?たり。假の庵もや?ふる屋となりて、?にはくちばふかく、土居に苔むせり。おのづから事のたよりに都を?けば、この山にこもり居て後、やごとなき人の、かくれ?へるもあまた?ゆ。ましてその?ならぬたぐひ、つくしてこれを知るべからず。たびたびの炎上にほろびたる家、またいくそばくぞ。た?かりの庵のみ、のどけくしておそれなし。ほどせばしといへども、夜?す床あり、ひる居る座あり。一身をやどすに不足なし。がうなはちひさき?をこのむ、これよく身をしるによりてなり。みさごは荒?に居る、?ち人をおそる?が故なり。我またかくのごとし。身を知り世を知れらば、?はずまじらはず、た?しづかなるをのぞみとし、うれへなきをたのしみとす。すべて世の人の、すみかを作るならひ、かならずしも身のためにはせず。或は妻子眷?のために作り、或は?昵朋友のために作る。或は主君、?匠および 、?牛のためにさへこれをつくる。我今、身のためにむすべり、人のために作らず。ゆゑいかんとなれば、今の世のならひ、この身のありさま、ともなふべき人もなく、たのむべきやつこもなし。たとひ?く作れりとも、?をかやどし、?をかすゑむ。』それ人の友たるものは富めるをたふとみ、ねんごろなるを先とす。かならずしも情あると、すぐなるとをば?せず、た 竹花月を友とせむにはしかじ。人のやつこたるものは のはなはだしきを?み、恩の厚きを重くす。更にはごくみあはれぶといへども、やすく?なるをばねがはず、た?我が身を奴婢とするにはしかず。もしなすべきことあれば、すなはちおのづから身をつかふ。たゆからずしもあらねど、人をしたがへ、人をかへりみるよりはやすし。もしありくべきことあれば、みづから?む。くるしといへども、?鞍牛?と心をなやますにはしか(二字似イ)ず。今ひと身をわかちて。二つの用をなす。手のやつこ、足ののり物、よくわが心にかなへり。心また身のくるしみを知れ?ば、くるしむ?はやすめつ、まめなる?はつかふ。つかふとてもたびたび?さず、ものうしとても心をうごかすことなし。いかにいはむや、常にありき、常に?(?イ)くは、これ?生なるべし。なんぞいたづらにやすみ居らむ。人を苦しめ人を?ますはまた罪?なり。いか?他の力をかるべき。』衣食のたぐひまたおなじ。藤のころも、麻のふすま、得るに?ひてはだへをかくし。野?のつばな、?の木の?、わづかに命をつぐばかりなり。人にまじらはざれば、姿を耻づる悔もなし。かてともしければおろそかなれども、なほ味をあまくす。すべてかやうのこと、?しく富める人に?していふにはあらず、た?わが身一つにとりて、昔と今とをたくらぶるばかりなり。大かた世をのがれ、身を?てしより、うらみもなくおそれもなし。命は天?にまかせて、をしまずいとはず、身をば浮?になずらへて、たのまずまだしとせず。一期のたのしみは、うた?ねの枕の上にきはまり、生涯の望は、をりをりの美景にのこれり。』それ三界は、た?心一つなり。心もし安からずば、牛?七珍もよしなく、?殿 も望なし。今さびしきすまひ、ひとまの庵、みづからこれを?す。おのづから都に出で?は、乞食となれることをはづといへども、かへりてこ?に居る?は、他の俗?に着することをあはれぶ。もし人このいへることをうたがは?、?と?との分野を?よ。?は水に?かず、?にあらざればその心をいかでか知らむ。?は林をねがふ、?にあらざればその心をしらず。?居の?味もまたかくの如し。住まずしてたれかさとらむ。』そもそも一期の月影かたぶきて?算山のはに近し。忽に三途のやみにむかはむ?、何のわざをかかこたむとする。佛の人を教へ?ふおもむきは、ことにふれて?心なかれとなり。今草の庵を?するもとがとす、?寂に着するもさはりなるべし。いか?用なきたのしみをのべて、むなしくあたら?を?さむ。』しづかなる?、このことわりを思ひつ?けて、みづから心に?ひていはく、世をのがれて山林にまじはるは、心ををさめて道を行はむがためなり。然るを汝が姿はひじりに似て、心はにごりにしめり。すみかは?ち?名居士のあとをけがせりといへども、たもつ所はわづかに周梨?特が行にだも及ばず。もしこれ の?のみづからなやますか、はた亦妄心のいたりてくるはせるか、その?こ?ろ更に答ふることなし。た?かたはらに舌根をやとひて不?の念佛、?三返を申してやみぬ。?に建?の二とせ、?生の晦日比、桑 胤、外山の庵にしてこれをしるす。
「月かげは入る山の端もつらかりきたえぬひかりをみるよしもがな」。





底本:「?文大? 日?草子部」明文社
   1906(明治39)年1月30日初版?行
   1909(明治42)年10月12日再版?行
※このファイルは、日本で公?されたものを、青空文?形式にあらためて作成しました。
※校正には、「?文大? 日?草子部」板?屋?房、1903(明治36)年10月27日?行を使用しました。
※『方丈?』の本文としては、流布本系である。
※割り注を()に入れました。
※「?在通行字体の〈し〉」「志に由来する?体?名」ともに、「し」で入力しました。
※?修者、?纂者の没年は以下の通りです。
?修者 本居  (1913(大正2)年2月15日没)
同   木村正? (1913(大正2)年4月10日没)
同   小杉  (1910(明治43)年3月30日没)
同   井上  (1914(大正3)年7月3日没)
同  故落合直文 (1903(明治36)年12月16日没)
?纂者 丸? 桂 (1919(大正8)年2月12日没)
同   松下大三郎(1935(昭和10)年5月2日没)
松下以外の没年月日は 社学?文?『大日本人名辞?』による。
松下の没年月日は?田正信『近代文法 』(明治?院)による。
?纂者等の著作?は消失している。
入力: 昭浩
校正:小林繁雄
2004年6月22日作成
文学等テキストファイル(http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/bungaku.htm)

来源:网络    作者:未知
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